「良樹が亡くなって私は前の仕事をやめたの。

元々は学校の保健の先生をやってたから看護師の資格はとってたのよ。

友子がいるのに毎日良樹のことを思って泣いて、双子のせいだって思ってしまったの。

でも…
友子がいなかったら看護師になる決意をしてなかった。

それにね、友子がいたからもう一度たちあがれた。


それに3年後また双子ができると思いもしなかった。

でも迷わなかった。

今度はちゃんと二人共健康な体に育ててあげたいっておもったの。

良樹の命日7月7日はみんなで行こうか？
お父さん。」


「そうだな、良樹も喜ぶぞ。」


「本当に7月7日なの？」


「どうしたの急に？」


「大多和くんの誕生日…
7月7日なんだよ。」


「そんな偶然が重なるなんてすごいね。」


「スゲーな、良樹さん。」


私が好きになった人は私の運命の相手なのか？

それとも…
ただの偶然なのか？