「さっきの人…かっこいいね。」


「まさか狙ってないよね。」


「ナイナイ、私彼氏いるし。」

「良かったー。」


「あら好きなの?」


「うん、まぁね。」


「ファイト!頑張れ。」


前のクラスはちょっと浮いていたし友達もいなかったから美海ちゃんがいてくれて嬉しい。


「友子ちゃんは宣伝できた?」


「うん、前の公演でね。
ちょい役立ったけど渡辺先生が宣伝していいって言ってくれたから。」


「私はね出来てないの。
演劇コンクール一位だったのに。
私売れないかも。
やめようかなー。」


「大丈夫だよ。
美海ちゃん綺麗だし。
私のほうがやばいよ。
全然可愛くもないし…。」


「そうよね。
ありがとう、自信もてちゃた。」

なんか嫌な予感がする…。

でもせっかくの友達だし。