「お前来るの遅い。」


「大多和君待ってよ。
今まで応援の練習だったんだから。」


「お前の声グランドから聞こえてきたぜ。」

 
「え、どうだった?」


「犬みたいだった。」


「え…犬ー?」


「キャンキャン叫んでなかなか面白かったぞ。」



「もう!」


応援練習が終わって実行委員の仕事がありそれから演劇の公演の練習。


台詞覚えないといけないし…


応援の言う言葉も覚えないといけない。


平日は授業もある。


さすがにヘトヘト。 


でも大多和君といる間はとっても幸せな時間。


笑っておきたい。


でももうダメ…


「おい友子!!」


そのまま私は意識がなくなった。