あれ…春樹がほっとしたような顔をしたような…？

まぁ気のせいか！


「大多和くんどうぞ、愛のチャーハン召し上がれ♪」


「お姉ちゃんの料理おいしいよー。」


「まぁ、確かに。
料理は、母さんより美味しいかもな！」


「それどう言うことかしら？
春樹くん！」



「か、母さん！？」


「あ、おかえりお母さん。」


「春樹は後で説教ね！
ところでこのかっこいい男の子…友子の彼氏？」


「残念ながら違うよ！
亜美菜の彼氏の弟で、私の同級生でもある大多和良樹だよ。
…クラスはずいぶん離れてるけど。」



「はじめまして。
お邪魔してます。」



「て言うことは…王子光の弟さん？」


「そうです。」


「すごーい。
狭い家だけどごゆっくり♪」



「ありがとうございます。」


「ついでにさっき亜美菜も光くんも来てたよ。」



「え…モデルさんが二人も？」


「モデルさんって言っても亜美菜は身内じゃん！」



「まぁ、そうだけどね。」