「兄貴、俺だ。」


「あー、良樹。」


「アイツの話だとさ。」


「アイツって…まさか。」


「そう。
友子の演劇の先生でいろいろ聞いてきたらしくてな…。
兄貴は聞くか?」


「わ、わかった。」