「知ってたよ!」


「光は、友子の演劇コンクールの時に審査員の顔見てすぐわかったって…。

そっかー、良樹君母親とあったんだ。」


「光くんは何て?」


「もう過ぎたことだって、理事長もあんまり関わらないみたいだし、それにあんな奴許さないってね…。
良樹君より思い出が多いいからいろいろ悩むことがあるんだと思うけどね。」


「大多和くんもすごく動揺してた…。
もう仲直りは難しいかな?
渡辺先生とってもいい人なの!
だからなんか事情があると思うし、せめて謝れる機会をつくってあげたいし…。」


「多分無理だと思うよ。
友子は首を突っ込まないほうがいい。」

 
「でも…。」


「絶対何もしないでよ!
私このあと仕事あるから。」


「分かったよ…。
お仕事頑張ってね!」