俺は今、演劇コンクールの会場に来ている。


亜美菜さんと俺の兄貴と友子の妹と弟(双子)と一緒に来ている。


そういえば前友子が話していたな。


友美「亜美菜ちゃん、お久しぶり!!
   隣は彼氏だよね~。
   テレビで見たよ~!
  亜美菜ちゃんかっこ良かったよー。
  でその隣の人は…。」


春樹「…ってことは、姉貴はその人が好きだってことだな。
姉貴と友美は好きな人が絶対かぶるんだよな!
まぁ、男の趣味は違うかもしれないからわからねーけど…。
たしか、前も好きな女優が同じでキャーキャー言ってたもんな。
まぁ、俺も亜美菜ちゃんの彼氏の弟みて姉貴や友美の好みかなと思ったからな。」


すげー、あたってる…。


光「春樹くんだよね?
スゴーいあたってる!
そうだよ、友子ちゃんはね…」


良樹「兄貴、うるさい!
しかし、兄弟みんな似てんだな…。」


友美「そうですよ!
  春樹もお姉ちゃんも、みんな性格似     てるんですよ。
だから諦め悪いですよー。
お姉ちゃんのことよろしくお願いしますね。」


良樹「…悪いけど、それは無理だから。」


この瞬間空気が悪くなった。


亜美菜「…それより早く友子の演劇見に行くよ~。」


光「そうだよ!
行こうぜ~!」