月日は流れあっという間に本番まであと、3日になりました。


二年目の夏休みは、結構大変です。


今日はまた、学級委員のお仕事で学校に来ました。


「大多和くん!」


「なに?」


「3日後何があるでしょう?」


「さぁ?
夏休み後半の日?」


「もぉー、大多和くんのために三ヶ月間頑張ったんだから!
私の演劇コンクール日と…初めて大多和くんとお出かけした日…。」


「あー、たしかにそうだな!
もし、コンクールで優勝したらまたどっか連れてってやる!
まぁ、取れるわけ無いよな。」


「ヒドイ!
取れるもん。
デートさきは、決めててね。」


「デートじゃねー!
あと一年半で姫華と結婚するしな。」


「…そうだよね。
でも、それまでは誰のものでもない。」


「まぁ、そうだけど。」


「だから、それまで諦めない!」


「ハイハイ、後悔しても知らないぞ。」


「分かってるよ。

舞台立つまでにはニキビなくなってるといいなと思ってたけど、なくらなかったな。」


「まぁ、顔は関係ないだろ…。」


「大多和くんにそんなと言われたら照れちゃう!」


私が後悔しないように、わざと冷たくしてくれてたんだと思う。


本当…大多和くんって優しんだか意地悪なんだかわかんない!