「友子、お久しぶりね。」


「真矢!
なんでここに?」


「友子をスカウトしにね!」


中学の演劇部の仲間
西川真矢

本当に演劇が大好きで、私も真矢の演劇を見て演劇部に入部した。


「友子、もう一度私と演劇しない?」


「でも、しばらくやってなかったし…。」


「やれば思い出すよ!
それに友子の演劇、私好きだったんだ。
いとこに負けたままでいいの?
演劇はいとこさんに負けたくないから始めたんでしょ。」


あ、そうだった!!


あの時亜美菜は、モデルになる夢を叶えて私はそれが憧れで、私もあんなふうに輝きたい、私も負けられないと思って…。


まぁ、確かに真矢の演劇を見て憧れたのも事実だけど。