月日は流れが早いものですね~。


入学して、一年立ちました。


今日の一年前大多和くんに会ったんだな。


姫華さんと、宣戦布告したにもかかわらず本当にごめんなさい…。


まだ喋っておりません。


しゃべったら、大多和くんに冷たくされるのが怖くて…。


あ、大多和くん!


声かけないと…思いは通じない。


「おはよー!友子。」


「あ、慎吾くんおはよう。」


別れても呼び名は変わらないぐらい仲がいい。
今は相談相手をしてくれてとっても嬉しい。
私から振ったのに、優しいな~。


「相変わらず声かけられねーのか。」


「う、うん。」


「俺と別れたきっかけは?」
  

「…大多和くんをやっぱり忘れることができないから。」


「なら、さっさと声かけろよ。」
 

「でも…。」


「それより何組だ?」


「5組です…。」


「バカクラスじゃねーか…。」


「4組から、最下位に下がったよ~。」


「俺は当然1組だけどな。

大多和もその婚約者も同じだぞ。」


「姫華さん頭良かったんだ!」
  

「いや、あいつ一年の時3組だったぞ。」


「それでも私より頭いいじゃん。」


「確かに!
でもお前二年間のチャンス逃す気が?」


「それは嫌だけど。」


「ならさっさと声かけろ!」
  

「うん!ありがと。」

 
「おう!」


本当にありがとう。