「それは、見てみたいなー!
・・・それより、良樹くんのことは本当にいいの?」


「いいの。
可愛いお嫁さんで大多和くんも嬉しいでしょ。
私には、最初から勝ち目はなかったんだよ。」



「友子らしくない…。
なんで急に諦めたりなんかしたの?
まだ高1だよ、これからチャンスだって見つけれるでしょ。」


「どうせ婚約者がいるんだし、関係ないでしょ。」


「私がモデルをやめるって言った時友子私のこと叩いたよね!
なら、私も今の友子嫌いだから叩く。」


パシン!


「根性なし。
良樹くんのこと本当に忘れたなら、2年後結婚式主席して“おめでとう”って言ってね。
どうせそんなことできないでしょ、顔に書いてあるもん。
まだ良樹くんの事好きなんでしょ!」


「当たり前じゃん…。
彼氏なのにキスすらできないんだよ。
楽しくてもドキドキしないし…。
遊園地に誘われたのに大多和くんの思い出の場所だから断っちゃたんだよ!」



「なら彼とは別れなさい。
彼氏は多分わかってるよ!」


「・・・うん。」