「亜美菜ー。」


「友子、お久!」


「そうだね。
ここのところ全然会ってなかったからね。
ところで、私と会わないうちにいろいろあったらしいじゃん!」


「もういいの。
私大多和くんのことなんとも思ってないから、あんな最低男!!
それに今は彼氏いるし~。」


「もう彼氏いるの?」


「そうだよ。
大多和くんと比べて優しいし自慢の彼氏だよ!」


「なら、大多和くんは2年後を他のこと結婚してもいいんだね。」


「は…どういう事?」


「光から昨日聞いたんだけど、望まない結婚するんだって。
それに、もともとは中学の時から知ってたって。
ご相手は川中家の娘さんだよ。」


川中家って…?

もしかして

あの時のぶりっ子さん?

名字が一緒だ!


「名前って姫華さん?」


「友子知ってたんだ!
お祖父様もお祖母様もすごい演技で、お父様とお母様は顔が素敵で私のあこがれなんだよね。
名前知ってるんなら顔見たことあるの?」


「あるよ…とっても可愛いよ。
お母さん似かな。」