お見合いから2日後…


俺は兄貴とあった。


「お見合いするんだって?」


「仕方ねーだろ。」


「友子ちゃんは?」


「友子は関係ないだろ…。」


「どんな子だ。」


「うるせーな!
兄貴が芸能界なんか入るから、俺が後を継がなきゃならないからお見合いするんだぞ。」


「…ゴメンな。
俺は逃げたんだよ。
良樹のこと考えず迷惑かけてしまったな。逃げた俺だけ好きな人と付き合って幸せになるのはおかしいよな…。」


「なら、どうするつもりだよ。」



「俺が別れるよ。
亜美菜は、優しくて天使みたいな少女でそのうえ元気だしいい子だけど…手放すのがもったいないけど…
俺がお見合いの人と結婚するよ。」


「やめろよ!
俺が惨めになるだけじゃねーかよ。
いいよ、いまさら…どうでもいいし。
お見合いのことなら、覚悟できてたし。」


「どういうことだよ!」


「あと次ぐものが、川中家と大多和家の結婚は、俺が中学に入学する時には、もうわかっていたんだ、相手は俺も婚約者も直前まで知らなかったけど…。」


「川中家ってなにかえらい家系なのか?」


「兄貴!?
モデルなのに、そんなことも知らないのか?」


「川中家と言えば、芸能界一族だろ。」


「あ!そうか。」


兄貴は馬鹿だ…。