「もぉ〜また喧嘩したの〜?」 「だって!LINEしても既読無視だよ?そしたら寝落ちしたとかさー!ありえないもん。待ってたのに。」 「ゆこぉ…心狭い…笑」 「なによー。それー。…わっ!」 誰かに後ろから抱きしめられた。 優しい匂いがした。 「優雅…」 「まだ怒ってたの?謝ったじゃん。」 「…だけど。」 いつもこの優しい声で許せちゃう。 いくら喧嘩しても、離れたいとは思わなかった。