それが私が見た君の最後の姿だった。
 
 君は次の日にはもう二度と話せない人になっていて…。
 
君は、あの女の子に脅迫されていたようで…。
『付き合ってくれないとあの子どうなるか知らないから。』
って…。
あぁ、結局君は最後まで私を守ってくれたんだなって思った。

 殺された推定時刻は、私と会っていた時間よりもはるかに、早くて…。

 君は最後に励ましに来てくれたのかな?
『俺のせいでここまで苦しめてゴメンな。でも、頑張れ!おまえならできるさ。』って。

 …大丈夫、私は前に進むよ。

だって君が自分を犠牲にしてまで守ってくれた命だもん。
無駄にしたら絶対怒るでしょ?
ってか、無駄になんて絶対しない。
だから、大丈夫。

 ありがとう私の大好きだった人。