私の愛した未来



「さっき言ったこと撤回する。もう春子を困らせんな。」


そう未来が林くんに言うと
未来は私の腕を掴んだ。


「帰るぞ。」


「…うん…」


そう言って足早に学校を出る2人。






「未来…ありがと…」


「…気をつけろって…春子はどっか抜けてんだから…」


「ぅ…そ、それにしても…よく私の居場所が分かったね…スーパーマンみたいだったよ?」


「…スーパーマン…本当にスーパーマンだったらもっと早くに駆けつけてんだよ。」


ちょっと悲しそうに笑う未来を見て
申し訳なさが込み上げる。


「…ほんとに…助けてくれてありがとう…」


「…だから…あのタイミングは助けたって言えねぇだろ…」


「そんなことない!ちゃんと…助けてくれたよ!」


私が必死に未来に訴えていると
私の携帯が鳴り響く。



「…ぁ…」


「…出れば?」


ディスプレイを見ると お母さん の文字。


「ぉ、お母さん…?」


「…早くでろよ、切れちゃうぞ。」


「う、うん…」


なんだろ、こんな時に…