私の愛した未来



「そ、そんな…」


「知らなかった?春子ちゃんに気付いてもらえるように、毎日、春子ちゃんのクラスに行ったよ?」


思い出してみるけど
私の記憶に毎日林くんがクラスに来ていたなんて思い出せない。


「…ご、ごめん…で、でも…私…」


「謝ってほしいわけじゃないんだけど?」


そう言うと林くんは私の肩を掴んだまま
階段の影に私を押し付ける。


「ぃ、痛ぃ…」


「俺の心の方がもっと痛いよ。」



怖い。怖い。怖い。


そう思った瞬間。


林くんの顔が私に近づく。


逃げなきゃ。
怖い。


そう思った瞬間。


林くんの唇が私の口をふさぐ。


嫌だ。
嫌だよ。


「ぃ、いやっ…」

必死に身体をよじらせても
林くんの唇から逃げることが出来ない。


嫌だ…。


嫌だ!



未来っ!


助けて…




目から涙がこぼれそうになった瞬間。