「と、とにかく関係ないの!」




あれは本当に自分でも忘れたいの!



だから早くあのスケッチブックを使いきって、提出したら即効燃やしたい!




「でも、彼ってかなり有名だよ?
理数科で成績トップだし、
あの容姿。絵本から出てきた王子様みたいだよね」



「はぁ!?
星菜、どこを見て言ってるの?
髪は超明るいし、
編み込んでるし!」




チャラくない!?




「えー、キラキラしてて、いいと思う」




ニコニコ笑いながら、まだ第1実験室の方を見ている星菜。



……ダメだ。全然話通じない。