って、 なんで私が、晃汰に気を遣ってるの!? ……今度からは、そういうのやめよう。 晃汰、絶対調子に乗るもんね。 「こぉーたっ♡」 体育館の端っこで、晃汰の隣に座っていると、 髪がふわふわの、かわいらしい女の子が晃汰に抱きついた。 ……え、もしかして、 彼女? 「なんだよ、愛」 「晃汰にかまってもらおうと思って♡」 なんか、晃汰も満更でもない感じだし、 やっぱり彼女かな? 私、隣にいない方がいいよね。