「え!?
仲良いわけないです!
あんなの、なんかいっつも絡んでくるし…
かと思えば罵倒ばっかりしてくるんですよ!
高木くんと仲良いなんて思われたくないです!!」




ほらぁ…山岡先輩にまで勘違いされてるよ…。



アイツ…かなり迷惑だよ!




「そっか…
でもなんか…わかるような、気もするんだよなぁ…」



「…え?」



「や、何でもない」




ハハッと笑いながら、首の後ろを掻く先輩。



……やっぱ、モデルやるだけあって、



こんな普通の行動がサマになってて、一瞬ドキッとしてしまった。



やっぱり、こんなカッコいい人と知り合いなら忘れない気がするんだけどなぁ…



中学……会ってたのかな…



なんだろう



思い出したいような、思い出したくないような…



でも、深くは考えたくなかった。



ホント、どうしてかな……