綾瀬の小さな手をぎゅっと握ってそう聞くと、 綾瀬は恥ずかしそうに だけどハッキリと 「……いい、よ」 と答えた。 「……なんか、夢みてぇ」 「えっ? ……わっ!」 小さく呟いて、綾瀬がきょとんとした瞬間、 ぎゅっ、とその小さな体を俺の腕の中に閉じ込めた。 「こ、晃汰…っ」 「あー… 今、綾瀬が俺の腕の中にいるんだよな…。 やべーな…」