けど…… ───『お前が好きだ』 脳裏に晃汰がちらついて… 目頭が熱くなった。 「蓮く…ごめ、」 「……」 「ごめんなさ…い…っ」 蓮くんが、相澤先輩だってわかってたわけじゃない。 それでもやっぱり、好きだった。 まるで赤い糸に引き寄せられたみたいだった。 ……でも 私は知ってる。 私があの時、……晃汰と初めて話した時。 晃汰の笑顔を描きたいと思った理由。 『高木くんの絵が一番好きだもん』 何も思ってなかったはずなのに、 無意識に絵に出てしまっていた、私の気持ち。