好きなんだよ、バカ





晴希と一緒に、体育館裏の段に腰をおろす。



そして晴希にさっきの出来事を話すと…




「それはどう考えてもおまえが悪い。
ちゃんとなっちゃんに謝れ」




そう言われた。いや、そんなことはわかってる。



謝らなきゃいけないのは、わかってるけど…




「俺もう…
南月ちゃんに会う資格ない…」




誰かを本気で愛すこと。



それは、南月ちゃんに会って初めて知ったこと。



南月ちゃんが…教えてくれたのに。



俺は南月ちゃんに、そんな幸せな気持ちを返してやれない。



返すどころか……奪ってしまった。