好きなんだよ、バカ




「さっきの、責めてるわけじゃないから。
誤解しないで」



「……は、い…
あの…本当にすみませんでした…」




あーやっぱり、



謝らせてばっかだよ俺。



バカだな。



心の中で悪態をついていると




「あの…
先輩の…名前は…?」




南月ちゃんが、目線合わせないまま、呟いた。




「えっ…?」



「や、あの…っ突然すみません!

…手紙を書いたとき、名前がわからなかったので
渡すときも晴希先輩に任せてしまったし…

相手の名前も知らないなんて、失礼だなって思って…」



「あぁ…俺は
相澤「よっ!来たよー!」




そこでやって来た、空気の読めない男。




「晴希先輩!」




そう呼ぶ彼女の声は、とても明るくて。



俺に対するものと、全然違うことを思い知った。