好きなんだよ、バカ




……そりゃあ




「嬉しい…に決まってる」



「蓮……お前、
なっちゃんこと好きなの?」




好きか、と聞かれた瞬間、



ぶわっと顔に熱が集まってくるのがわかった。




「顔あかっ。
なんだ、そっか、
蓮はなっちゃんが好きなんだ?

あれ?でも二人、
昨日初めて会ったんじゃないのか?」



「……昨日、好きになった」



「ははっ!一目惚れってやつ?
蓮って意外と可愛いとこあんのなー」




ハハッと面白そうに笑う晴希だけど、



その表情は、どこか嬉しそうだった。




「蓮がちゃんと人を好きになれてよかった」




……あぁ。そういうことか。



母親の影響で、俺は人を好きにならないと思われてたのか。



俺のすること全部反対してくる母親が大嫌いで、



どちらかというと、女には嫌悪感の方があった。



だから今まで、好きになった人はいない。



最近は、まわりの女があんなのばっかだし、



恋愛なんて言葉に縁はないと思ってたけど……



彼女…南月ちゃんのことを、



とても知りたい。そう思ってる。