*蓮SIDE
中学の時は
ただただ荒れていた。
だけど
キミに出会って、俺は変わった。
───────
「相澤。
なんだその髪は」
「……別に」
「髪を染めるのは禁止だぞ。
何度言えばわかる。いい加減にしろ。
今年はもう受験生なんだぞ、自覚しろ」
「うっせーな。
なんでそんなこと学校に決めつけられなくちゃなんねーんだよ」
「なんだその態度は。
親が悲しむぞ」
毎日毎日、教師はそんなことばっかりだ。
親が悲しむ?ざけんな
親が何も言わねーからやってんだよ。
子供に無関心。
髪を銀髪にしようが、ピアスの穴を開けようが、
何も言わない。そんな母親だ。