「まぁ、選ぶのはお前だけどさ」




どっちにしても、私が決めることじゃん。



だったら、晃汰には申し訳ないけど…



私は蓮くんを選ぶと思う。








「……よし。
じゃあお前はまだ寝てろ。
俺は行くとこあっからさ」



「え?授業じゃないの?」



「ん、まぁ、いろいろな。
お前は気にすんな」




わしゃわしゃと私の頭を撫でると



フッと笑って、保健室を出ていってしまった。




……変な晃汰。





でも晃汰といるのは、心地よかった。



だから相澤先輩のこと、話そうって思えたんだ。



……どうしてかな?