泣いてもいいとか、
何言ってんの
「……っ、」
なのになんで
視界がぼやけてるんだろう。
なんで
頬が温かいんだろう。
「お前にとっては迷惑かもしんないけど、
───俺は、お前が好きだ」
……えっ?
「わかってる。お前にはもう先輩がいる。
だから邪魔したいとか、そんなんじゃなくて…
ただ俺は、お前に笑っててほしいんだよ」
「……」
晃汰が、私を好き…?
いろんなこといっぺんに言われて混乱してきた。
「困らせたいわけじゃねぇ。
だから別に返事もいらない。フラれることなんてわかってっし。
ただ俺は
お前が我慢してるものを、
吐き出せる場所になりたい。
だから弱音でもなんでも吐けよ」
……
バカだよ、晃汰。
そんなこと言われて、揺らがないわけがない。



