来た道を戻ると、 綾瀬の家の前に、前園さんがいた。 「高木くん」 「あれ、前園さんもう帰るのか?」 「うん。 ナツ、寝ちゃったから」 そうなのか…。 じゃあ冷えピタだけ置いて、俺も帰ろうかな… 「これだけ置いて、俺も帰る」 「高木くんはもうちょっといなよ。 ナツの寝顔なんてそんなに見れないよ?」 ……なっ!? ……うーん…それは見たいけど! 起こしちゃうと悪いしな… 「とりあえずわたしは帰るよ。 じゃあね」 手を振って去っていく前園さん。 ……俺も早く用事済ませて帰るか。