それから、少女は少年に合う度に声をかけ、いつからか一緒にいることが多くなった。

「ま〜た、屋上、」

『んぁ?』

「もしかして、寝てた?」

『ファァ、まあな。』

「本当にそんなんで勉強ついてけて、いい頭してるよね〜」

『ふつーだろ、』

「嫌味?」

『さぁ?』

二人いつもの様に、屋上で駄べっていると、いつも屋上で感じることのない気配を感じた。

「ねぇ、誰か来た?」

『あぁ、多分、この前殴った先輩だろ。』

「そっか...」