「うわ~、及川くんある意味可哀想…」



「柊羽ちゃんがなに?」



「いや、べっつにー♪」




仁奈がおんぷつけてるときって



だいたい変なことしか考えてない。



まぁ、いっかぁ。




「楓」



「あ!柊羽ちゃん!!!」




柊羽ちゃんから話しかけてくれるなんて…



う・れ・し・い!!!!!!



ついニヤニヤしてしまう。




「どうしたのっ?」




「今日、母さんがご飯一緒にどうかってさ」



え!!!ホントに?!



私の家は共働きで、



お母さんもお父さんも滅多に家にいない。



だからしょっちゅう柊羽ちゃんの家に



お邪魔している。