********* 「楓ちゃん?どうしたの?」 昼休み、私は仁奈と中庭でお弁当を食べていた。 そこまではよかったんだ。 でも、いきなり飯島くんが現れて 「楓ちゃん借りるね☆」なんて言って 私を拉致ったのだ。 「い、飯島くん....何か用事?」 「うーん、楓ちゃんとお話したいなーって思っちゃって♪」 .... はっきり言って飯島くんは苦手だ。 軽そうな感じで、柊羽ちゃんと正反対。