「大丈夫だよ。北野中は人数多いし、すぐに友達なんてできるよ」
私のお母さんが、そういった。
私は川村みなみ。学区の都合で、小学校の友達は、一人もいない中学に入ることになった。つまり皆知らない人だらけの中学に入るということだ。さっそく入学式が始まった。