だって、






「彼女でも、憎いものは憎いし、嫌いなものは嫌い。嫌いでしかたねえんだよ!」






これ以上、傷つきたくない。





あなたの言葉を聞くたび、胸が締め付けられたように痛いんだよ。




胸が張り裂けそうなんだ。






そう言ってしまいたいけど、私が意見するのは許されないから。






せめても、少しでも、傷つかない方法を私は選ぶ。





だから、








余計なことしないで。言わないで。






そして、これ以上








深梨君を傷つけないで――