少女が去ったすぐ後に
1人の少年が走ってきた

手には男たちと同じ紋章の入った
日本刀をもち、黒いスーツ姿に黒い髪


「なんでこんな事にっ!
新山!黒木! おいっ!
…っ、ちきしょー!だれが!


っ、コレは……」



少年はその場に散らばる
銀色の砂を掴んだ



「…まさか…」


困惑を含んだその声は
小さく震えていた



少年は携帯を取り出し
電話をかけた



「俺だ。
2人は見つかったが死んでた。
あと 銃が… ああ、頼む。
場所はーーー…」



場所を伝え電話をきり
少年は元来た道を戻っていった