音楽の時間が終った後、咲希が不機嫌に

なっているのに気づいた。

「どうしたん?咲希ッ!」

「・・・・。」

咲希は黙っていた。

周りにいる4人は咲希が不機嫌に
なっている理由をしってるのか、
私を少し刺すような目で見てきて怖かった。

その怖さを感じたくなかったから
なんで不機嫌になってるのか
考えてみた。

・・・そうか。私が咲希の好きな人と
仲良く練習していたからだ。

私は明るくこの雰囲気を直すように言った。

「なんやあ~!そんなことか!なんもないから

大丈夫やで~^^」

雰囲気が一気に崩れた。
こんな雰囲気考えてもなかった。

「千里はのんきでいいよね。」
「咲希は本気で悩んでたんだよ!?」


グサグサ刺さってきた。

どうして?どうして?どうして?

そんな言葉が頭を流れる


すると咲希が
「もう・・・いいんだ。いこ」



5人で行ってしまった。