「土方さん、私とあの人を二人っきりにしてくれませんか?」
「は?そんなことできるわけ」
「お願いします。彼らが何をしようとしているのか、絶対に聞き出しますから」
「……」
土方さんは無言のまま、しばらく私を射抜くようにジッと見ていたけど、最後は諦めたような深いため息をついた。
「好きにしろ」
「ありがとうございます。後、あの人を地面に下ろしてくれませんか?」
「わかったよ」
土方さんは古高さんを地面に下ろすと、約束通り二人っきりにさせてくれた。
扉も閉められ、薄暗い蔵の中、頼れる明かりは高い位置にある窓から差し込む光だけ。
一歩一歩、古高さんに近づく度に、血の臭いは濃くなり雰囲気が重くなっていく。
そして、近くまで来ると、足を曲げて座った。


