「平助、一君!この貼り紙が見えないの?『組長、部屋に立ち入るべからず』って書いてあるでしょ?」
「紙に書いてある組長は、総司のことを指していると思うが?」
「そうですぜ。だからさっさと退きなせェ」
どうやら斎藤さんと平助君がお見舞いに来てくれたようですね。
しかし、会話や襖に写っている影からして、2人は組長に足止めをくらっている模様。
「絶対違う!天宮さんが僕だけ立ち入り禁止にするなんて……。とっ、とにかく!!二人とも3番隊と8番隊の組長だから天宮さんの部屋に入ったらダッ……!」
「部屋の前でみっともなく騒ぐな総司!」
「痛いっ!」
堪忍袋の緒が切れた土方さんが、組長の頭をパシーン!と叩きました。
あまりの痛みに悶絶する組長。
痛みに耐えて身体を丸める姿はまるでボールのようです。


