『…………………』



桂「はぁ、紗那は、用無しなんかじゃぁ無い」



『じゃぁ、どうしてですか?』



桂「さっきも言ったように、

紗那には、生きててほしいんだ。

俺ら長州は紗那に
無理ばっかりさせてきた、

もっと早く…………


紗那を解放しておけば良かったのだが……




すまない。今になってしまった、



長州藩を抜けてくれるか?


お願いだ………」




『桂さん、それは、命令ですか?



わたしは、命令しか聞きません。



お願いなんて甘ったるい言葉は、







通じません』