そして、ルリは私を信じてくれると言った。 私に笑ってくれた。 それがすごく嬉しくて、 その日は一緒に帰った。 ルリとは日に日に仲良くなって行った。 そして ある日、ルリは話してくれた。 友達がさらわれてしまったと。 私のことを覚えてくれていたことが すごく嬉しかった。 でもルリにとっては 私は最近出会ったばかりの人。 正体を何回も言いたくなった。 でも言うことは許されない。 私は知らないように振る舞い、 助けるのに協力することにした。