兄は私の鎖を魔力でとってくれた。 檻からあっさり脱出した私は 兄の後について行き、 抜け道へと案内された。 「ここを通れば 人間界と繋がっている。 いいか? ここを通る時、 後ろを振り返るな。 ここは悪の境目。 振り返ったら何が起こるか分からない。 さぁ、振り向かずに進むんだ。」