『おやすみなさいっ』


『はーーいおやすみー』






そぉ…その言葉は、人生でもう2度と聞けない言葉だった





その次の朝私はめずらしく7時に起きた





したにおりると…





ドアが半開きになっていて、お父さんがずっとお母さんの名前を呼び上げている…






小学生だった私には、その場の状況が、理解できなくてぼーっとたちずくんでいた



強いお父さんが…





泣いてる…






私は恐る恐るドアを開けると…







お母さんが、目をつぶって倒れている…







ねているのかな。って…










でもお父さんは、泣いている…





そして、救急車がきた…





じーじ、ばーば、ねーね、がきた。





お父さんは、お母さんの乗っている救急車へ。



私は…お母さんのところについていけなかった




じーじのいえにりゅーたとふたりでいった。





じーじとばーばは、お母さんの病院へ




じーじのいえで、私と弟とねーね。




『ねーね、お母さんどーしたのー?』




『お母さんわねー、ちょっと転んじゃっただけ!すぐ、かえってくるから大丈夫だよ!。』




ねーねは、そぉいって私たちのご飯をつくってくれた





夜になると…





私たちは、自分の家へ






お母さんが帰ってきた!!



ておもって家にはいると、たくさんの人…




泣きじゃくっている人…





そして、白い浴衣に白い布を顏にかぶさっている…










“お母さん”









お母さんだった。




お母さんわ???





『お母さんは、死んだんだよ?』






…。死んだ…?



お母さん…がいなくなった?




なんで???





なんでなにもいわずに行っちゃうの…





どこにいったのさ。






お母さん…






ねぇ。







きいてるの???







なんで、反応してくれないの???






なんで、振り向いてくれないの…