どこまでも青く透きとおる青空の下、
彼らは集まった。


春が通り過ぎ、夏が来ようとしている
この街の片隅に一つの小さな公園が
ある。
その公園には、爽やかなそよ風が吹き、
門の前の六人の大人が何やら話している。
「この公園は、変わらないな。」
六人の中で一番背が高い男性が言った。

「うん、本当にね。」
その隣にいる女性が笑った。

「ブランコも、シーソーも。
 あの小さな花畑だって、少しも 
 変わってない。」
一番背が低い女性が言った。

「そりゃそうだよ、俺たちの
 思い出の場所なんだから!」
眼鏡をかけた男性がガッツポーズをした。

「これからも…ずっと変わらないよね?」
ベリーショートヘアの女性が呟く。

「変わらない、変わる訳ないよ。
 だって…」

色白の男性が答えようとすると、
六人は肩をくみ、青空を見上げた。
「俺たち!」「私たちは!」



「最高の幼なじみなんだから!!」