「ふんふん♪ふんふん♪」

「紗綾 ご機嫌だね〜」

「うん!♪」

もうすぐで 放課後〜

旬から相談してくることとか
あまりないから
すごい 嬉しい♪♪

〜そして いつの間にか 放課後〜

「旬!帰ろ〜?」

「紗綾 待ってて。すぐ戻る。」

「うん! わかった〜」
とは 言うものの なんか気になるから
こっそり ついていった〜

あれ〜?旬 どこに行ったんだろう…

「あ、あの!」
なんか 声が聞こえる…
あっ 旬だ!
あれ 女の子もいる あっ。告白か〜!

「す、すきです! 付き合ってください!」
うわー 直球だね。
私なんて そんな 直球に言えないよ。

「ごめん。俺 好きな奴いるから」
えっ? 旬 好きな人 いたんだ〜

「そ、そうなんですか。わかりました。
さ、さようなら」

あっ 帰っちゃった〜

「パキッ」
ん? あっ 枝を踏んじゃった!
あれ? 旬がいない…

「ゴツッ」

「痛っ!」
あれ 旬?

「紗綾 どして こんなところにいるの?」

「い、いや〜 たまたま 通りかかっただけだよ??」

「ふ〜ん ほら 帰るぞ」

「うん! あっ 旬 好きな人いたんだ〜」

「!? おう。聞いてたのかよ」

「聞いてたよ〜 誰が好きなの??」

「はぁっ? お、教えねーよ。」

「え〜 誰〜? 3年の美月先輩?」
あっ 顔 赤くなった。。。
チクッ 痛い。

「やっぱ 紗綾には バレちまうな
そう 俺の好きな人は 美月先輩。」
えっ 嘘。
あの 約束は??忘れちゃったの?
チクッ 痛い。目尻が熱くなる。

「そ、そうなんだぁ こ、告白とかするの??」
声 裏返っちゃった。

「まぁ そのつもりだけど?
紗綾には 関係ねぇ ことだけどな」
チクッ。ほんと痛い。

「だ、 だよね〜 そーいえば悩みって何?」

「あぁ」

「美月先輩に告白するとか?」
チクッ。

「違う。」

「えっ?? それじゃ 何〜?」

「まだ 誰にも言ってないんだけど…」

「うん」

「俺……転校するんだ。」

「えっ…?転校………?」

「うん。」
えっ 嘘でしょ。

「い、いつするの……?」

「来週。」
ねぇ 嘘っていってよ。

「急だね。」

「うん。 ごめんな」
約束は? 忘れちゃった?

「しょ、しょうがないよ。」

「ほんとごめん。」
お願い 謝らないで

「だ、大丈夫だよ?」

「ごめんな。」
謝らないで 悪いのは旬じゃない!

「旬 謝らないで。
美月先輩に ちゃんと 告白するんだよ?」

「おう。」

あっ 家に着いちゃった。

「ば、ばいばい!旬
明日の朝も来てね!」

「おう。」

「おかえり」って言ってくれたお母さんとも 目も合わせずに すぐに自分の部屋に行く

「うっ うぅっ なんで なんでなのよぉ」

「約束したじゃん!
忘れないって言ったじゃん!
なんで?なんでぇ うぅっ」

「ずっと 一緒にいたいよ。
一人に しないでぇ やだよぉぉ うぅっ」

私は 一晩中泣き 続けた。