「紗綾〜 いい加減 起きなさい?」

「え〜 まだ 寝る〜!」

今 何時〜?
眠たい目をこすりながら
ベットの横にある 時計を見る

「ん〜 えっ? ヤバっ! 遅刻しちゃう!」
久しぶりの寝坊。

「目覚ましセットするの忘れてた!」

慌てて 制服を着て
リビングへ向かう

「あら 紗綾 おはよう」

「おはよう! それどころじゃないよ!
なんで 起こしてくれなかったの?」

「何回も 起こしたわよ?
旬君も 起こしに行ってくれたのに
紗綾 起きなかったのよ?」

ん? 旬?
「わっ! びっくりした
旬 いたの??」

リビングで テレビを見てる旬。
気づかなかった。

「紗綾 早くご飯食べて
学校行ってきなさい」

「あっ うん!」
急いでパンを口に入れる

「行ってきます!」

「行ってらっしゃい」

「ほら 旬も行くよ?」
のそのそと立ち上がり
こっちに向かってくる
うっ 今日も かっこいい

行き良いよくドアを開けて
学校へ向かう

旬とは 親同士も 仲が良くて
一緒に 学校に行ってる

「旬 昨日の猫 大丈夫だった?」

「大丈夫。」

「そうなんだぁ〜 よかった〜♪」

昨日の猫とは 昨日 帰っている途中の
公園に 捨てられてた 猫のことだ

ううっ 話が続かなくなった。
旬は必要最低限のことしか話そうとしない。
なので すぐに 会話が終わってしまう。

はぁ… もっと 話したいよ…
旬 不足。
小さい頃は もっと 話してたのに。

そんな ことを考えてるうちに
駅まで到着。
私たちの学校は
駅から すごく近い。
はぁ もうすぐ2人きりの時間も終りわか。

今の時間帯は とても電車の利用客が多い
旬と 離れないように必死になって
ついていく。

あっ 電車が来た。
いつもどうり 沢山の人がのっている。
今日も 狭そうだな…
そんな ことを 考えながら電車にのる

ううっ キツイよ。
周りからすごい 挟まれてる。
もうすぐ 次の駅だ
降りてくれる人いないかな?

降りてくれる人どころが
反対側のドアから
たくさんの人がのってくる
もっと キツくなるじゃん!
はぁ 電車通学 嫌だな。
うわー どんどん 乗ってくるよ。

ん? あれ これって……
私の後ろにドアがある
そして 前にドアに腕をついている旬がいる。
これって…… ある意味 壁ドン!?
ヤバっ/// 意識しすぎかな?w
下から チラッと 旬を見る
別に 気にもしてないみたい

やっぱ 旬って カッコイイな
旬の容姿に 見とれていると
旬が こっちを見た
慌てて 目を逸らす
見てたこと バレちゃったかな?///

トントン
えっ? 誰かに 肩を叩かれた
あっ 旬か!

「何〜?」

「具合 悪いのか?」

「えっ? 具合 悪くないよ?」

「そうか。 顔が赤いから具合悪いと思った。」

えっ? 私 そんなに 赤いの!?
でも 旬が 心配してくれた♪
今日は 最高の日だ♪

いつの 間にか 電車が ついていた
ふぅー やっと 降りれた〜
いつもより 人が多かったな〜
遅れて家を出たからか〜
あれ? 今何時?
時刻は 今 8時10分
20分には 学校につかないと。
ヤバっ! 急がなくちゃ!

「旬!はやく行くよ!
あと 10分以内につかなくちゃ!」

そう言って 旬の手を掴み 急いで
学校に行く!