私と仲間の、青春物語。

学校の生徒玄関から入ると、私と同じ生徒を着たお姉さんお兄さんがいた。



いわゆる、先輩だね。



その人に事前にわかっていた自分のクラスを伝えると、連れていってくれると言う。



「B組だよね?」



「はいっ」



「ここだよー!」



どうやら一年生のクラスは4階みたい。



階段が長かった……。



「ありがとうございました……っ」



「いいえー」



ニコッと笑ったその先輩と別れて、言われたその教室に入る。



黒板に座席表が貼ってあり、自分の名前を見つけて座った。



とりあえず、じっとしていよう。



教室の雰囲気が、ザ・初日。



なんだかとにかく、初々しいとはこういうことを言うのだと思った私だった。