「そいつは、藤野裕也だろ?
つーか恭香から離れろっ!」
「お客さまぁぁぁ!」
結局、私たちは本屋を追い出され、
只今本屋の駐車場なう。
「藤野裕也って、違うとこ受験したんじゃねぇのかよ!?」
いまにも殴りかかりそうな勢いでイケメンさんに詰め寄る恭兄
おい、落ち着けよ
てゆーか、ふじの……ゆーや?
誰だよそれ。
首を傾げる私と茉里とは逆に首を縦に振るイケメンさん。
「やっぱり!」
検司くんも何か思い当たりがあるようだった。
「そーだ。よく知ってんな。
ま、いろいろあったんだよ。
で、そこのお前」
「え。私?」
急に指を差されてドキッとする。
するとイケメンさんがニヤリと意地悪そうに笑った。

