〜学費免除!〜その言葉を追いかけて



「まぁ……そう、です。」



私がそう答えるとイケメンはニヤリと笑って、ずいっと顔を近づけてきた。


「ッてめぇ!」


なぜだか恭兄が殴りかかろうとするけど、店長さんに止められていた。

さっきまで迷惑そうにしていたお客さんは、より一層迷惑そうな顔をして、お店を出て行く人もチラホラ。



「この入試成績トップの奴、誰だか知ってるか?」


私の前に雑誌を突き立ててトントンとその長い指で紙をつつく。



「そいつは……」



私よりも、雑誌に反応したのは恭一だった。