「勿体無い!すんごいもったいないっ」
それを足蹴りにして鷲尾高校に行くってことかい?
顧問の先生泣くよ!
「俺は恭香と同じ高校に行く。」
むすっと小さい子供のように膨れっ面をしている恭兄は、今私たちが何を言ってもきっと聞かないだろう。
「あのー…すみません。」
突然、見知らぬおじさんに肩を叩かれた。
「恭香触んじゃねぇおっさん。」
一気に警戒モードに入る恭一にヒィッと小さく声をあげるおじさん。
「こほんっ。あのですね、他のお客様のご迷惑になりますのでそういうことは外で、やってもらえないでしょうか。」
あ、店員さん?
「店長です。」
あ、店長さんね。
すみませーん。

