〜学費免除!〜その言葉を追いかけて



一体どうした!
何があったんだ恭兄!



「…んなよ。なんか文句あんのか。」



私たち三人が口をポカンと開けて、しばらく沈黙していると恭一は怪訝そうな顔をして不貞腐れた。



「恭一くん…正気?」

茉里がおずおずといった様子で聞く。


「ぁ?俺はいつでも正気だ」



しょ、正気じゃない!
この時点でもう正気ではないっ!?



「いや、だっておまえっ!もう推薦枠で行くとこ決まってんじゃねーかっ」



そうなのだ。
恭一は、昔からバスケをやっていて中学でもチームを全国大会まで連れていった期待の星。


当然、推薦がすぐに決まってバスケの強豪校に行く予定だった。



のに!!